続続・言葉の力

「ヒントになる言葉」の更に続編です。

では、フローレンス・S・シン氏の言葉の続きをご紹介します。

<目次>
NO.1 言葉の使い方/フローレンス・S・シン
NO.2 怖れを消し去る/フローレンス・S・シン
NO.3 正しい言葉で一日を始める/フローレンス・S・シン
NO.4 カルマの法則/フローレンス・S・シン
NO.5 ふりをし続ける/フローレンス・S・シン
NO.6 苦楽/野口晴哉
NO.7 一万年単位で見る/野口晴哉
NO.8 地獄と極楽/中村天風:03/5/9



<NO.1 言葉の使い方/フローレンス・S・シン:02/06/18

「多くの人がつまらない言葉のせいで人生に災難を引き寄せています。
そのいい例ですが、ある女性がかつて私になぜ自分はいま貧しくて制限されてばかりなのでしょうか、とたずねました。
以前、彼女は家を持っていて、美しいものに囲まれ、たくさんのお金を持っていたというのです。しかし、彼女は 「もううんざり−−トランクにでも住んでいれば良かった」
たびたび周囲の人に言っていたということが、彼女の話を聞いてわかりました。
そして、彼女は言いました。「今ではそのトランクに住んでいます」」
(「人生を開く心の法則」たま出版より)

あなたはこれを笑って読み過ごせるでしょうか? 僕はこれを読んだ時衝撃が走りました。僕は大病をする前に同じ事をしていました。
「あーあ、しばらく病院に入って静養したいな」
と近所の環境のいいところにあるリハビリ病院の前を車で通り過ぎる度に言っていたからです。しばらくして、僕は本当にその病院に入院することになりました。
子供達に本当に教えておかないといけないのは多分、こういうことでしょう。

<NO.2 怖れを消し去る/フローレンス・S・シン:02/07/24>

「彼はつぎの文字が大きく印刷されているのを見ました。ー『何故心配するのか。それは多分、起こりはしない』ーこの言葉は彼の潜在意識に消えないほど強く刻印され、彼は今では、自分の人生に善いものだけを引き寄せるのです。」

言葉は恐ろしい程の力でその人の人生に影響を与えるが、怖れや心配の気持ちもまた同じであると思う。僕は病気をして調子を悪くする度にそれを感じざるを得なかった。
イメージしたことは起こってしまう。良いことに使えばすむはずだが、悪いことばかりが心の奥底に恐れとして沈殿してゆく。これは何故だかおわかりだろうか?
「どきっ!」とした恐怖や心配は常にちまたに溢れかえっていて、それは受け身でいる限り、いとも簡単に潜在意識に刻み込まれるからだそうだ。つまり、僕らは毎日、マイナスのイメージトレーニングを積み重ねている。

<NO.3 正しい言葉で一日を始める/フローレンス・S・シン:02/08/07>

「正しい言葉で一日を始めることは最も大切なことです。
朝起きたら、すぐにアファメーションを言って下さい。
「神様の意志は今日為されます。今日は成就の日です。
  私はこの完璧な日に感謝を捧げ、奇跡には奇跡がつづき、
   素晴らしい不思議はやむことがありません。」
これを習慣にして下さい。そうすれば、あなたの人生に素晴らしい不思議や奇跡がやってくるのをあなたは見ることができるでしょう。」

僕と家内は欲張りなのか?二人で毎朝+毎晩この言葉を口に出している。この言葉を2人で2倍言っているからには4倍の効果が期待できるはずである。これくらいのことで奇跡が起きるなら安いものである。お陰様で将来を楽しみに待つ毎日を送っている。「奇跡」「不思議」と言う言葉を言うとき本当にそんな気分になるからまた不思議である。馬鹿な夫婦とお笑いあれ。

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<NO.4 カルマの法則/フローレンス・S・シン:02/08/24>
「私たちは、自分が与えるもののみ受け取ります。人生のゲームはブーメランのゲームなのです。私たちの思考、行為と言葉は、遅かれ早かれ、おどろくほどの正確さで私たちにもどってきます。」

数年前、近しい方を亡くされたある知人のお話にこうありました。今もよく覚えています。「人は、死を迎えるときに自分が人に与えたものだけしか残らない。それが人の一生というものだと思う。」僕も生死の境で同じようなことを感じました。真理だと思います。

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<NO.5 「ふり」をし続ける/フローレンス・S・シン:02/10/23>

「継続的に『ふりをする』事柄は潜在意識に刻印されます。お金持ちであるふりをし成功しているふりをするならば、『しかるべきときに、彼はそれを刈り取る』でしょう」

退院してから会社に行きはじめたころ、僕はネクタイをして行かなかった。その後、 新たに部長が代わると彼からこう言われた。「荻野、まず、形から変えてゆけ。そうしないと病気は治らないぞ。」
彼は幼い頃広島で被爆して、検査をすれば必ずとんでもない結果が出ると教えてくれた。でも、ある時から自分が被爆した人間などと思ったこともないそうである。
事実、とてもお元気な方で、僕の大恩人でもある。

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<NO.6 苦楽/野口晴哉:02/12/31>

『楽しめば楽である。
 苦しめば苦である。
 苦楽とも心より生ずる。
 どんなことでも 苦しむことも出来、楽しむことも出きる』

野口氏はこの後、病についても同じ事だと述べている。「病むということはその中に健やかなるものがあるから病むなり」とある。 病気はほとんど自ら作り、自ら悪化させている。それは健康故に自ら作ることが出きるもの。8年間分からなかったが、今にして思えばまさに同感である。気がついたら それは僕が始めたホメオパシーの考え方と同じである不思議。

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<NO.7 一万年単位で見る/野口晴哉:03/2/20>
『良いことでも悪いことでも、せめて一万年を単位として考えたい。
 その頃、問題にならぬようなことは気楽に見過ごして活き活き
 行動したいものだ。』(野口晴哉)

僕は新聞をもう4.5年は取っていない。世の中のことはあまり短い期間で見ると自分がそれに振り回されるだけだとある時、感じたからである。TVもあまり見ないので、大事件があっても知らないこともある。でも今のところ、それで困ったことはない。
そのせいか、ここ1年くらいは、とても気持ちが静まっているように感じる。自分でも不思議なほどクリアな判断ができるような気さえする。一万年単位はなかなか難しいが、せめて百年単位で考えて行ければと思う。

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<NO.8 地獄と極楽:03/5/9>

『人間の地獄をつくり、極楽をつくるのも心   心は我々に悲劇と喜劇を感じさせる秘密の玉手箱である』(中村天風)

中村天風氏と野口晴哉氏。僕は古今東西の名言はこの優れた2人の日本人の言葉に言い尽くされていると思う。お2人が述べられた本は多く持っているが、本棚にある他の本はすべてこの2人の中に含まれている。 僕は自分の救いを求めて探し回った結果、真に優れた日本人がすぐ隣にいたという感じがしてならない。まるで「青い鳥」のようである。

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