<予防医学=分子栄養学>

<背景>
「分子栄養学」はこの10年余りの間にアメリカで注目され、これを元に 「治療医学」の時代が終わり「予防医学」の時代に 移ってきました。日本でも間もなくそうなることが予測されます。
その背景はいつまでも増えつづける医療費の増加を抑制するために欧米は国家レベルで政策的に判断したからです。「早期発見」くらいの対応では病気は減らせないことが明らかになったのです。

「栄養学」は医師の中ではいまだに軽視する風潮がありますが「食べ物」が身体を作っていることは厳然とした事実です。農薬が多く使われた食品、加工食品の増加、水・空気など環境の悪化で私達の身体は想像以上に痛んでいるといわれています。欧米はどうしたかと言えば「栄養学」を医療の大切な手段として位置付けました。補足的にサプリメントの摂取も薦めています。米国では既に10年以上前からこうした動きを進めた結果としてガンによる死亡者が1998年から対前年で減少に転じました。(国を上げての禁煙運動も寄与していますが)

<分子栄養学の基本>
人間は約60兆個の細胞から出来ています。人が健康を保ち何時までも若々しくいられるためには個々の細胞が生き生きしていなければ実現できません。
細胞にとって大切なのは

材料(食べ物)
代謝がおこなわれること(エネルギー)
老化防止(老化の進行を遅くする)

「材料」とは食べ物のことです。現代は多くの食べ物が溢れています。事実肥満の方も多く見られます。でも食べ物の中身は漂白された食材や添加物の多いものばかりです。野菜には農薬が残り、ガンやアトピーの患者さんの急増の原因とも言われています。ファーストフード・インスタント食品は家を建てることにたとえるならば「廃材」利用と言えます。「飽食の中の栄養失調」が起きているのです。今の小学生達は既に動脈硬化を起こしている子も多いそうです。
「代謝」とは食べたものを細胞でエネルギーに変えることです。これがないといくら多くのものを食べても細胞レベルは新しく生まれ変わって働きません。代謝のためにはビタミンやミネラルが大きな働きをします。これがとても不足しています。
細胞は歳と共に老化するのはもちろんですがそれを促進する原因に「活性酸素」があります。これは身体に入ってくる外敵を殺す力もあるかわりに自分にも攻撃を仕掛けてきます。それによって遺伝子レベルまで影響があり動脈硬化やガンの発生に大きく関係していると言われています。コレステロールを血管の内壁にこびりつかせる役割も発表されています。

さてあなたはどんなものを食べておられますか?そしてあなたの子供達は?時代は文明化と共に美しい空気・水・田畑を私達から奪いました。生活は確かに便利になりましたが今は「生体」にとってとても辛いことにもなったのです。
いくら健康診断をしても健康にはなれません。たとえ検査の時に良くても次の瞬間こうした攻撃にさらされます。ガン細胞は1CM未満だと見つけにくいものだと言われています。私達は大切な「健康」をどうやって勝ち取っていけば良いのでしょうか?

自分が大病をしてその後母が糖尿病で亡くなり、周りの知人が脳や心臓に病気を抱え、或いは胃を全摘出したりする中で突然死に出会ったり私のような後遺症を持った病にならないようにするには、そして再発を防ぐためにはどうしたら良いのかを考え続けてきました。勉強はまだ進行中ですが、お伝えできるところから始めたいと考えます。以下具体的対応法をご覧下さい。少しずつご案内致します。

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