<突然死と血管障害>

しつこいですが改めてあなたに3つ質問します。

1.「突然死」する方はどんな人が多いと思いますか?

2.一番多い死因は何かご存じですか?

3.「生活習慣病」は病院で治ると思いますか?

答えは
1.どちらかと言えばむしろ「元気な方」です。

2.「血管障害」です。しかもこれは突然死が多いのです。

3.「完治しません」対症療法に終始し、副作用で悩むことも多いのです。

感度

人より元気な方に突然死が多いのは、多分身体の感度が鈍っているのでしょう。「どうもこの頃、以前気になっていた症状が消えた?」と思われるような方は要注意です。僕は発病前1年間、例年罹っていた風邪をひきませんでした。そして春秋に定期的にあった胃痛が消え、辛くて悩んでいた肩こりまでも感じなかったのです。

生死

「好きなものを食べて、好きなことをして死ぬなら本望だ」

あなたはこう言ったことはありませんか?今でも時にこういうことを言う方に出会いますが ハラハラします。以前は僕もこういう気分でいたからです。 今にして思えばこの態度が健康を損ねた原因の一つだったと思います。
僕は倒れた時、「死」の予感がしました。怖くてうろたえました。次第に薄らいでいく意識の中で家族のことが気になりました。何の心構えもないのに偉そうにしていたことの非をかみしめました。自分のバカさ加減を道連れに死ぬのかという後悔もありました。そう思いながらも死を覚悟せざるを得ませんでした。

・・・でも、気がつくと命は取り留めていました。担当の先生がこう言いました。
「地獄の3丁目に行って帰ってきた」

しかし、身体は半分麻痺して左手足が全く動きませんでした。リハビリは随分と進歩したように見えますが、元通りに戻れる方は「極まれ」です。恐ろしいほどの訓練を繰り返しても思ったようには機能回復は出来ません。少しサボると悪くなります。丁度坂道を重い荷車を引いて登るようです。そしてこの事実を受け入れるのに相当に苦しまねばなりません。
違う病気の方もきっとどこか似た心境でおられるのではないでしょうか。

死因

死因のトップはガンです。

が、2・3位は脳と心臓の「血管障害」です。合わせるとガンをかるく越えます。古い水道管の内側にひどい錆びやらがこびりついているのを見たことがありますが目には見えない血管も知らず知らずああいう状態になっているのでしょう。怖いのは自覚出来ずに「ある日突然」死に直面させられることです。

血管を劣化させる原因は主に「血」です。血を作るのは骨髄と言われて来ましたが腸だという説を支持する専門家も増えています。医学の根拠は動物実験の結果が基本ですから人の場合本当のところは未だによく分かっていないようです。

東洋医学では昔からこの「血」を非常に大切にしています。仮に腸造血説が間違いだとしても「食物の質」が「血液の質」になることは否定できません。(実感からして骨髄より腸の方が正しいと思うのは僕だけでしょうか。骨折した人が貧血になった話など聞いたこともありません。)

病院

「病院に行けば病気が治る」「病気は医師に任せたら良いんだ」

残念ながら今やこう思う方は次第に減っているのではないでしょうか。でも以前僕はこう信じていました。しかし、入院生活をしてみると医師に治せるのは「部分」なんだと分かり大ショックでした。

救急医療・手術などは素晴らしい進歩を遂げている反面、増加をたどる生活習慣病には根治療法がないことは医師も認めています。
インフォームド・コンセントやセカンドオピニオンがこの数年急に言われ始めました。医師の限界・現代医学の限界を認める流れが社会全般に浸透し始めました。感染症の減少と生活習慣病の増加という病気の質的な変化がこの流れを加速させています。

生活習慣病

母は4年前に亡くなりました。糖尿病でした。僕が倒れる前に何度か母の薬を取りに行きましたがその数は「かご一杯」という大変なものでした。本当に指示通り飲んでいたのか今にして思えば疑問です。でもそれは例外ではなくて普通です。

これらはすべて対症療法の薬です。糖尿病そのものに対してはインシュリン注射が唯一の方法でした。急性の場合を除き、一旦これを始めたらなかなか止められません。身体がインシュリンを作るのをやめるからです。同時に多くの症状抑制剤の副作用のためにさらに胃腸薬・睡眠剤までも出すのが通常です。最近薬剤師の方に聞きました。母の晩年は髪の毛が抜け、発疹が出ていましたが為す術がありませんでした。そして、僕が倒れて1年半後に亡くなりました。

生前母はよく食べました。特に味の濃いものが好きでした。甘いものも大好きでした。そして運動が大嫌いで、その代わり?おしゃべりが大好きでした。中年の頃結構太っていました。同じ生活をした方が必ずしも糖尿病になるわけではありませんが、可能性は高くなります。ですから対症療法に依存してしまう前に対応することが何よりも大切です。

まとめ

「生活習慣病」に関しては薬物療法では治りません。例えばコレステロールを下げる薬はありますが、人体に強く働き過ぎるため副作用が多いのです。かえってそれで内臓を壊すケースも多いのです。医原病というのも死因の上位に進出しているようです。(統計上は出てきませんが)

僕個人は習慣というより「生まれつきの奇形血管が原因」という診断をされていますが僕の感度が良ければ生死の境まで行かずに済んだかも知れません。僕の自覚では「食事」と「ストレス」が大きな発病のきっかけになったと受けとめています。生活習慣病予防の視点は大きく3つあります。それは「食事」「運動」「ストレス対応」です。
ここではそれぞれについてご提案致します。特に食事の考え方の基本は「分子栄養学」としました。欧米で成果を上げている考え方だからです。別途ページを割きましたのでご一覧下さい。
その考え方は理解して頂いても「言うは易く行うは難し」ですので次善の一手として「サプリメント」のご提案も合わせて致します。これは有効な具体策と考えています。

生活習慣病は自分で治すものです。それには早期の対応と自己管理が効果的です。一方個人差もどうしようもないものです。ですから各自でご判断して頂き、以下「3つの提案」をご覧になり出来る範囲で実行して頂きたいと思います。
代替療法の中ではホメオパシーが群を抜いていると考えていますが、まだ専門家が少ないので、現状ではご紹介致しません。時機を見てご案内させていただきます。

「予防に関する3つの提案」は以下からどうぞ!


予防に関する3つの提案

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